AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のS3サービスは思った以上にコストがかかる

aws_cost_december15th~31st AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)

AWSを普通のクラウド・ストレージサービスとして使おうと思っていろんなファイルを保存していましたが、考えを改めました。

その使い道なら、Google Driveや契約しているOneDrive(個人用)でもできますし、Google Driveは無料で15ギガバイト使えるので、保存しておきたいバックアップファイルの保存庫としては、OneDriveとGoogle Driveを使うことにしました。

どうしてかというと、AWSは思った以上にコストがかかることがわかったからです。昨年12月は半月で$2.35かかりました。為替レートを$1=¥108で計算すると約254円です。ひと月で500円くらいかかることになります。

保存していたデーターの量は5ギガバイトほどでした。

保存していたデーターの保存料以外に、GET(データー取得)およびその他の標準頻度の低いアクセスに対する要求やデーターを預けてから30日前に削除または上書きされた分のコストなどその他のコストが予想以上に膨らみました。

AWSの場合、データーを預けてから30日たたないとファイルを削除もしくは上書きするとデーター量に応じたコストがかかります。

下記画像はAWSを12月15日から31日まで使った時の請求書です。

aws_cost_december15th~31st

 

下記画像は請求金額の内訳です。

AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)12月分請求書内訳の上半分

AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)12月分請求書内訳の下半分

 

請求明細の中には「AmazonシンプルストレージサービスAPN1-EarlyDelete-INT」や「AmazonシンプルストレージサービスAPN1-EarlyDelete-SIA」という言葉が記載されておりますが、これは、データーを預ける(アップロードする)際の保管方法の契約規格の違いです。AWSではこれを「クラス」と呼んでいます。

 

AWSのクラスについて引用させていただきます。↓

Amazon S3 では、各ユースケース向けに幅広いストレージクラスが提供されています。クラスの種類は、S3 標準 (高頻度アクセスの汎用ストレージ用)、S3 Intelligent-Tiering (未知のアクセスパターンのデータ、またはアクセスパターンが変化するデータ用)、S3 標準 – 低頻度アクセス (S3 標準 – IA)、S3 1 ゾーン – 低頻度アクセス (S3 1 ゾーン – IA) (長期間使用するが低頻度アクセスのデータ)、Amazon S3 Glacier (S3 Glacier)、Amazon S3 Glacier Deep Archive (S3 Glacier Deep Archive) (長期アーカイブおよびデジタル保存) があります。

引用元「ストレージクラス – Amazon S3(クラウドストレージ)|AWS」

URL:https://aws.amazon.com/jp/s3/storage-classes/

クラスによってデーターの保管料やデーターを取り出したりする(GET)料金、HTMLフォームを使用してデーターを指定されたバケットと呼ばれるデーターの入れ物に追加する(POST)料金、データーをバケットに追加(PUT)する料金、データーの最低保存期間が違ってきます。

もっとも標準的な「S3 標準 (高頻度アクセスの汎用ストレージ用)」はいつでも削除することができ料金は無料です。その他のプランは最低でも30日間は保存しておかないと、それ以前に削除してしまうと料金が発生します。「Amazon S3 Glacier」プランの場合は最低90日間は保存していないと削除料金が発生します。

 

S3 標準 (高頻度アクセスの汎用ストレージ用)はS3 標準 – 低頻度アクセス (S3 標準 – IA)よりも、保管料金は$0.006/GBほど高いですが、データーを取り出したりする料金は逆にS3 標準 (高頻度アクセスの汎用ストレージ用)の方が安いです。

どのくらい安いかというと、データーを取り出したりする(GET)料金の場合、S3 標準 (高頻度アクセスの汎用ストレージ用)はリクエスト 1,000 件あたり 0.00037ドルなのに対して、S3 標準 – 低頻度アクセス (S3 標準 – IA)はリクエスト 1,000 件あたり 0.001ドルかかります。

参照「料金 – Amazon S3(クラウドストレージ)|AWS」

URL:https://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/?nc=sn&loc=4

 

私は今もOneDrive(個人用)50ギガバイトプランを契約しているので、ファイル容量の大きいデーターや機密性の低いデーターはOneDriveに保存することにしました。もしくは、無料のGoogle Driveに保存します。

AWSに保存するのは、容量が小さくて比較的機密性の高いファイルです。どうしてかというとAWSはAESで暗号化してファイルを保存することができるので、たとえ外部に漏れてもデーターは暗号化されています。この機能はひと月1ドルで利用できます。

詳しくは「オブジェクトストレージ機能 – Amazon S3」(下記)をお読みください。

URL:https://aws.amazon.com/jp/s3/features/#Access_management_and_security

 

AESとは

「AES(Advanced Encryption Standard)」は、DESの後継として米国の国立標準技術研究所(NIST:National Institute of Standards and Technology)によって制定された新しい暗号化規格である。

AESには鍵長に応じて「AES-128」「AES-192」「AES-256」の3種類のバリエーションがある。鍵長を長くすれば、それだけ安全性が増すと考えられるが、その分計算量が増えるのでどれを使うかはケースバイケースである。現在の所は、(推測しやすい鍵データを使ったりしない限り)AES-128でも十分と考えられている。

引用元「第3回 AES暗号化:マスターIT/暗号技術 – @IT」

URL:http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1506/18/news019.html

AWSではAES-256を採用して暗号化しています。

OneDriveも法人向けのOneDrive for Business および SharePoint OnlineではAES-256でデーターを暗号化することができます。

参照「OneDrive for Business および SharePoint Online におけるデータ暗号化 | Microsoft Docs」

URL:https://docs.microsoft.com/ja-jp/office365/securitycompliance/data-encryption-in-odb-and-spo

使った分だけ請求されるAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)ですが、使ってみて思ったより料金がかさむことがわかりました。アマゾンではAWSの方が、ショッピング部門よりも利益率が高い理由が分かるような気がしました。

参照「AWSはやはりAmazonのドル箱――第2四半期決算でさらに輝く | TechCrunch Japan」

URL:https://jp.techcrunch.com/2018/07/27/2018-07-26-amazons-aws-continues-to-lead-its-performance-highlights/

クラウドの使った分だけ払うという仕組みをあまり体験したことがないので、いい勉強(経験)になります。これからもAWSについて、そしてクラウドについてAWSの長期間利用を見込んで少しずつ仕組みや料金体系を学んでいきたいと思います。

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